ロドガブの新作、ヘビロテ中です。

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ゴールデンウィークは、どうせどこへ行っても混んでるからと、家でのんびりすることに決めました。で、音楽でも聴こうと、何か新譜でも出ていないかなぁと探していたら、ありました! ロドリゴ・イ・ガブリエラの「 Mettavolution(メタヴォリューション)」です!


ロドリゴ・イ・ガブリエラを初めて見たのは、2008年のフジロック。初日の最初、グリーンステージに出てきて演奏を始めた時の衝撃ったら。一番大きなステージにたった2人で出てきて、アコギだけで会場を沸かせるって、なかなかできるものではありません。リードギターのロドリゴのテクニックも素晴らしいですが、個人的にはリズムを刻むガブリエラのギターが好き(笑)。キレのいいカッティングにボディのタッピングを組み合わせてリズムを刻みます。彼女がいなかったら、成り立たないでしょうね。このバンド。30分にも満たないステージでしたが、圧倒されてあっという間に終わりました。

さて、新しい「Mettavolution」。前作の「ナイン・デッド・アライヴ」から5年ぶりなんですね。どうりで、最近名前を聞かないなぁと思っていたはずです。前作は、各地で行ったライヴ音源を集めたものでしたが、今回は3年がかりで作ったそうです。ピンク・フロイドの「エコーズ」もカバーしています。

そういえば2人とも元々はメキシコでスラッシュメタル・バンドとして活動していて、新しいスタイルの音楽を目指すためにデュオを組んでアイルランドに移住したんだとか。原点はロックな人たちなんですね(笑)。そういえば、アイススケートの宇野昌磨選手はロドガブの「天国への階段」のカバー曲を使っていたし、メタリカの曲も「激情ギターラ!」でカバーしています。ホワイト・ストライプスのセブンネーションズ・アーミーなんかもライヴではやっていましたね。

以前はキューバン・バンドとセッションした「エリア52」というアルバムもあって、それはそれで良かったんですが、原点は2人。けっこう音は重ねていて、同じ曲の中でも位置が右によったり真ん中に移動したりするんですが「超絶ギター・デュオ」の名にふさわしい仕上がりで、すでにヘビロテ状態に突入しました(笑)。僕はハイレゾを買いましたが、88.2kHz/24bitのFLACという仕様です。もちろんCDアナログも売ってます。