今年のグラミー賞は、日本人4人が受賞

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2月13日に発表された第53回グラミー賞。日本人が一気に4人も受賞して、喜ばしい限りです。WOWOWの中継を見ていましたが、ミック・ジャガーのパフォーマンスは凄かった! とても60代後半とは思えない身体のキレ、動き。歳をとっても、ああなりたいものです。



さて、今年のグラミー賞を受賞した日本人は、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞の「TAKE YOUR PICK」でラリー・カールトンと競演したB’zの松本孝弘、最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞で内田光子、最優秀ニューエイジ・アルバム賞を受賞した「ポール・ウインター・コンソート」に参加した琴奏者の松山夕貴子、そして最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞の「The Stanley Clarke Band and Hiromi」に参加した、ジャズ・ピアニストの上原ひろみの4人。上原ひろみは、以前、フジロックで見て以来のファン。楽しそうに、うれしそうにピアノを叩く姿は、まさしくROCK! ジャズはめったに聴かない僕でも、この人だけはよく聴いています。

受賞したアルバムは、スタンリー・クラークとの競演2作目。1作目の「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」は、スタンリー・クラークとはリターン・トゥ・フォーエバーでも一緒だったレニー・ホワイトがドラムで参加。こちらもいいアルバムでした。2作目はまだ聴いていませんが、受賞記念に買ってみようと思います。日本盤のほうが、ボーナス・トラックが入り、1曲多いようです。



と、Amazonを徘徊していたら3月には、上原ひろみのニュー・アルバム「ヴォイス」が出るとのこと。スタンリー・クラークとの競演ではなく、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト名義のアルバムです。こちらのメンツも凄い。ベースは6弦ベースで有名なアンソニー・ジャクソン、ドラムがサイモン・フィリップス。サイモン・フィリップスは、ジャズからロック、ポップスまで幅広い活動で知られるドラマーですね。そういえば、The Whoにも参加していたような。初回限定盤はDVD付き。こちらも予約しておかなければ、ですね。

しかし、日本のTVや新聞のグラミー賞の報道は、どうにかして欲しい。「世界に認められた」とか「日本の文化が理解された」とか。アメリカの音楽業界で認められただけで、それが世界に認められたことではないし、琴は別として、ジャズもクラシックもロックギターも、日本の文化じゃないしね。それに、受賞した皆さんはアメリカを中心に主に海外で活動しているわけだし。受賞は素晴らしいし、素直に喜びたいですが、その報道がちょっとね。